愛知県岡崎市

柴田酒造場

『孝の司』

“神水”と夢山水が育む、岡崎の山里の地酒

愛知県岡崎市の山間部で1830年に創業。 美しい自然環境、花崗岩質の特徴的な地質、気候、長年の人々の営みが生み出している超軟水「神水(かんずい)」。ドイツ硬度0.2ml/L(日本全体平均3.4ml/L)の水を助剤等で加工することなく使用しています。軟水の良さを活かしつつ、欠点は技術でカバーし、柔らかくしなやかでキレイなお酒を目指しています。

原料として、愛知県の山間部で栽培されている「夢山水」を中心に使用しています。自分たちが目指すキレイなお酒に適しており、酒米としてポテンシャルを感じておりますが、栽培農家の高齢化は深刻化しており、平均年齢は70歳超えとなります(最高年齢81歳)。このままでは、夢山水の将来が危ういと考えているため、当社は夢山水を中心に使用し、それが県外や海外で評価されることによって、若手の農家、新規就農者が夢と誇りを持てる地元 農業にしていきたいと強く考えております。 また、2021年より少量ではありますが、自社でも夢山水の栽培を開始しました。

主要銘柄「孝の司」を本質的な地酒として再定義、改良させていくことによって地元の経済酒のイメージから全国ブランドへ育てあげ、地域に還元していきたいと考えております。

柴田家は元々、庄屋として地域経済やコミュニティーの中心でした。過疎化が進むこのエリアで、日本酒を中心とした地域価値向上と魅力的な雇用創出のため蔵cafe一合や一棟貸し宿(2025年)も運営しています。

蔵元:柴田佑紀

1989年、岐阜県生まれ、愛知県育ち。小・中・高は野球に打ち込む。地元の大学へ進学し、在学中に約20ヵ国を一人旅。卒業後は県内の自動車関係会社へ入社し、管理会計を専任。在籍期間中、3年間は米国子会社へ駐在。帰国と同時に退職し、妻の実家の柴田酒造場に婿入り。地元の酒米夢山水(ゆめさんすい)や超軟水神水(かんずい)を活かした酒造りにシフトし、チームで切磋琢磨している。酒類総合研究所酒類醸造講習 清酒コース修了。2023年、9代目蔵元に就任。

杜氏:伊藤静香

1979年、愛知県生まれ。地元の高校、大学を卒業。学生時代は吹奏楽や柔道などを経験。2002年、柴田酒造場に入社。入社後4年程は造りを経験し、結婚・産休をはさみながら瓶詰め責任者として復職。2017年に醸造責任者に就任。現場でのコミュニケーションを重視し、丁寧な酒造りを行う。