磐乃井酒造
『百磐』『磐乃井』
一関の地酒を守る磐乃井酒造
磐乃井酒造は、南部杜氏のふる里・岩手県の最南端に位置している一関市花泉町にあります。花泉町は、岩手の中では温暖な気候に恵まれ、昔から米造りが盛んな地域です。
磐乃井酒造は、1917年に花泉地方の七つの村の175名が株主となり設立され、どぶろくの密造の防止や地元の農家の冬の働き場所の創出を目的に公共性を帯びた地場企業として発足しました。現在でも花泉町内を中心に株主が180名おり、日本酒業界では珍しく、家業ではなくまちの企業として存続しております。
創業以来、地域に根ざした酒造りを目指しており、岩手県産の米を中心に使い、地元の水で仕込んでおります。造りの期間は冬場の11月から3月までで、杜氏佐藤竜矢を中心に、経験が浅い若手の蔵人が集まって酒造りをしており、磐乃井の味である、米の旨味が感じられ、すっきりとキレのある飲み飽きしない酒を目指して造っております。
主要銘柄は「磐乃井」で、地元の方々の晩酌酒としてご愛飲いただいております。
また、限定流通銘柄として「百磐」があり、原料米には岩手県産の酒造好適米、酵母にはいわてオリジナル清酒酵母、麴菌にはいわてオリジナル麴菌を使用し、とことん岩手の原材料にこだわっており、県産米の旨味を引き出しながら、香り控えめですっきりとキレのある味わいを表現するべく醸しております。
これからも地域ととも「一関の地酒」を守り続けていきたいと考えております。
蔵元:阿部 徳彦
1993年に磐乃井酒造に蔵人として入社。酒造りの技術者である南部杜氏のもとで酒造りを勉強し、夏場は濾過や瓶詰めも担当。磐乃井酒造は株主が180名いるまちの企業であり、曾祖父と祖父は取締役、父は監査役を務めた大株主の家系、2003年に自身も取締役に就任。2006年に代表取締役社長に就任、2010年には杜氏にも就任し、蔵元杜氏として創業当時から磐乃井が掲げている飲み飽きしない酒を目指して酒造りに取り組む。2022年からは会長として、後進の育成をしながら、磐乃井酒造の顔として磐乃井の酒を発信し続けている。
杜氏:佐藤 竜矢
2012年に磐乃井酒造に営業職として入社。営業活動をする中で、商品知識のなさを痛感し、お客様に磐乃井の酒をしっかりと説明できるように、2014年から蔵人として本格的に酒造りに参加。酒造りに携わる中、より自分の言葉で磐乃井の酒を売りたいと思うようになり、酒造りに参加するだけではなく、杜氏を目指す。夏場は南部杜氏協会の講習会に参加し、岩手県工業技術センターの指導を受け、酒造りの勉強を続け、2017年に杜氏に就任。2017年に取締役、2019年には専務取締役にも就任し、製造、営業、経理、総務、広報などを担当している。
