京都府京都市伏見区

月桂冠

『Gekkeikan Studio』『鳳麟』

伏見の名水が育む、日本最古の酒蔵

月桂冠は1637年に創業した酒処京都伏見で現存する最古の酒蔵です。京都盆地に位置する伏見は、かつて“伏水”とも書かれていたほどに、質の高い伏流水が豊富な地。桃山丘陵をくぐった清冽な水が、山麓近くで湧き水となってあらわれます。この天然の中硬水に恵まれていたことで日本を代表する酒どころとなりました。平安時代には風光明媚な山紫水明の地として皇室や貴族の別荘がおかれ、安土桃山時代には豊臣秀吉が伏見城を築城し、一大城下町を形成し繁栄を迎えました。江戸時代には京都の水運を担う玄関口として栄え、幕末には坂本龍馬をはじめとする勤王の志士たちとともに近代の夜明けの舞台となりました。この土地での酒造りは歴史の争乱に揉まれ、栄枯衰退を繰り返しながらも発展していきました。
そんな伏見が銘醸地として名を馳せたのは交通が発達した明治時代のことです。月桂冠では日本酒メーカー初の研究所を創設し、酒造りへの科学技術導入により品質の向上を成し遂げ、全国で評判を得るようになりました。「防腐剤なしのびん詰清酒」の開発や「四季醸造蔵」の完成など、常に革新性・創造性をもって日本酒業界をリードしてきました。2021年には日本酒を進化させる実験「Gekkeikan Studio」プロジェクトを始動。「未来の日本酒づくりを、お客様と一緒に」をテーマに、誰も味わったことのない、日本酒イノベーションの最前線に挑戦しています。

蔵元:大倉 泰治

1989年生まれ、京都府京都市出身。2013年に京都大学経済学部経済学科を卒業後、みずほ銀行にて中小法人営業、みずほ証券にて消費財セクターを中心に投資銀行業務に携わる。2019年4月に月桂冠株式会社へ入社し、国内営業、海外営業、マーケティング全般などを所管。通常流通では販売の難しいプロトタイプ製品を通販限定で世に出すプロジェクトGekkeikan Studioの立ち上げや、月桂冠のフラッグシップ商品である鳳麟のリブランディング、関連会社である松山酒造の新ブランド「十石」立ち上げなどを実施。趣味は京都サンガFCの試合観戦、読書など。一児の父。

杜氏: